どこよりも早い!アメリカ映画情報

北米映画興行ランキング(1月20日〜1月22日)

順位 前週 タイトル(配給会社)
邦題
3日間の
興行収入
1 - Underworld: Evolution (Screen Gems)
アンダーワールド2: エボリューション
2760万ドル
2 2 Hoodwinked (N/A)
Hoodwinked(赤頭巾ちゃん)
1100万ドル
3 1 Glory Road (Buena Vista Pictures Distribution)
グローリー・ロード
910万ドル
3 3 Last Holiday (Paramount Pictures, Universal Pictures)
ラスト・ホリデー
910万ドル
5 9 Brokeback Mountain (N/A)
ブロークバック・マウンテン
780万ドル
6 4 The Chronicles of Narnia: The Lion, The Witch and The Wardrobe (Buena Vista Pictures Distribut)
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
610万ドル
6 6 Fun With Dick and Jane (Sony Pictures Releasing)
ディック&ジェーン 復讐は最高!
610万ドル
8 5 Hostel (Lions Gate Releasing)
ホステル
430万ドル
8 - The New World (N/A)
ニュー・ワールド
430万ドル
10 - End of the Spear (Jungle Films)
End of the Spear
420万ドル

米Exhibitor Relations社

 

今週リリースの注目作品

『ブロークバック・マウンテン/Brokeback Mountain』

ジャンル: ドラマ/ロマンス/ウエスタン
キャスト:ジェイク・ギレンホール、ヒース・レジャー、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ、ランディ・クライド、リンダ・カーデリニ、ケイト・マラ他
監督:アン・リー『ハルク』『グリーン・デスティニー』
製作:ダイアナ・オサナ、ジェームズ・シェイマス
原作:アニー・プルー
脚本:ラリー・マクマートリ、ダイアナ・オサナ
音楽:グスターボ・サンタオラヤ 
製作国:アメリカ
配給:ユニバーサルピクチャーズ
全米公開:2005年12月9日(全国)/日本公開:2006年3月4日
上映時間:134分
MPAAレイティング: R
受賞:ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞、グールデングローブ(監督賞、作品賞、脚本賞、音楽賞)など28の賞を受賞、39の賞にノミネート

あらすじ:

1963年夏、ワイオミング州。エニス・デルマー(レジャー)とジャック・ツイスト(ギレンホール)は、牧草地「ブロークバック・マウンテン」まで羊の群れを率いるカウボーイの仕事を共に得た。始めこそ距離があるものの、陽気なジャックと無口なエニスは徐々に打ち解け、退屈だが美しい山での生活を楽しみ始めた。とある寒い夜、たき火の側で寝ていたエニスが凍えているのをみたジャックは、暖かいテントの中に誘った。するとお互い考えられない感情が芽生えていることに気付き、禁断の扉を開いてしまうのだった。。。

解説:

『ブロークバック・マウンテン』は、ピューリツァー賞受賞作家アニー・プルーによる短編小説。1997年に『ニューヨーカー(The New Yorker)』に掲載されるや大きな反響を呼び、98年に「オー・ヘンリー賞」を受賞した。

今回映画を指揮したのは、台湾出身のアン・リー。いまやハリウッドを代表する外国人映画監督と言っても過言ではない。『ハルク』で興行成績1億ドルを越える大ヒットを生み出し、「グリーン・デスティニー」ではアカデミー外国語映画賞など4部門を受賞。瞬く間に名監督の座についたのであった。今回の作品についても、ゲイ(同性愛)という繊細なテーマを取り上げているにも関わらず、早速「ヴェネチア国際映画祭」の最高峰、金獅子賞を受賞。2006年のアカデミー賞で最もオスカーに近い映画と評されている。

日本人にはあまり馴染みのない「ワイオミング州」というコロラド州の北、北米大陸の西部に位置する正方形の州が物語の舞台となる。仕事を探しに訪れた小さなトレーラーオフィスの入り口で、タバコをふかしながらお互い言葉もかわさない2人の若者。この出会いが彼らを20年以上に及ぶ「特別な関係」に導くとは想像できるはずもない。

60年代の「古き良きアメリカ」の裏側で、当時社会の風当たりが厳しかった「同性愛」。ジャックもエニスも自分たちの心の中にある感情を押し殺し、適当に愛した女性を妻に持ち、家族を持っていく。彼らがもし21世紀の今に生きていたら違った生き方があったに違いない。

アメリカでは主役としてクレジットされているジェイク・ギレンホール。これまで恋人の女優キルスティン・ダンストの彼、と評されることが多かったジェイクだが、ここにきて「ジャーヘッド」に続き、いよいよ主役級で活躍する映画に恵まれ始めた。今後の活躍が楽しみな若手俳優である。

評論家の評価:A-
観客の評価:B
筆者の評価:B
日本でのヒット性:B

トリビア:

レポーターの話によると、劇中主役のヒース・レジャーは、ジェイク・ギレンホールとの激しいキスシーンであわやジェイクの鼻を折りそうになったそうだ。

文:寺町 幸枝