どこよりも早い!アメリカ映画情報

北米映画興行ランキング(7月29日〜7月31日)

順位 前週 タイトル(配給会社)
邦題
3日間の
興行収入
1 2 Wedding Crashers (New Line Cinema)
Wedding Crashers
2050万ドル
2 1 Charlie and the Chocolate Factory (Warner Bros. Pictures)
チャーリーとチョコレート工場
1640万ドル
3 - Sky High (Walt Disney Pictures)
Sky High
1460万ドル
4 - Stealth (Columbia Pictures)
ステルス
1350万ドル
5 - Must Love Dogs (Warner Bros. Pictures)
Must Love Dogs
1310万ドル
6 3 Fantastic Four (Twentieth Century Fox)
ファンタスティック・フォー
680万ドル
7 4 The Island (Dreamworks SKG)
アイランド
560万ドル
8 6 War of the Worlds (Paramount Pictures)
宇宙戦争
540万ドル
9 5 Bad News Bears (Paramount Pictures)
Bad News Bears
540万ドル
10 10 March of the Penguins (Warner Independent Pictures)
皇帝ペンギン
420万ドル

米Exhibitor Relations社

 

今週リリースの注目作品

『WEDDING CRASHERS』

ジャンル:コメディー
キャスト:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、クリストファー・ウォーケン、レイチェル・マクアダムス、アイラ・フィッシャー
監督:デイヴィッド・ドブキン
脚本:スティーヴ・ファーバー/ボブ・フィッシャー
配給:ニューライン・シネマ
全米公開:2005年7月15日/日本公開:未定
上映時間:119分
MPAAレイティング:R

あらすじ:

離婚仲介人のジョン(ウィルソン)とジェレミー(ヴォーン)は、結婚式場に忍び込んではガードの甘くなった女性参列者を次々とナンパする、その名も「ウェディング・クラッシャーズ」。大物政治家クリアリー(ウォーケン)家のウェディング・パーティーで、いけいけどんどんのジェレミーは娘のグロリア(フィッシャー)をゲット。ところが彼女が処女だったと聞くと、面倒にならないうちに退散をもくろむ。一方ナンパ人生に疲れ始めていたジョンは、もう一人の娘クレア(マクアダムス)を本気で好きになってしまう。しかし、クレアにはボーイフレンドがいた。ジョンとジェレミーはそれぞれの思惑を胸に、クリアリー家の別荘に招待されるが、エキセントリックな一家に翻弄され・・・。

解説:

一見くだらないエロティック・コメディーも、時として大化けし、クラシック(名作)の仲間入りをする。R指定(17歳以下保護者同伴が必要)コメディーの米国での歴代興行収入を見ると、1位『メリーに首ったけ(1998)』、2位『最終絶叫計画(2000)』、3位『アメリカン・サマー・ストーリー(2001)』、4位『アニマル・ハウス(1978)』ときて、2005年7月31日の段階で1億1600万ドルを稼いだ本作『WEDDING CRASHERS』が早くも5位に食い込んでいる。

その『WEDDING CRASHERS』は公開3週目で全米NO1を獲得。同時期の公開作品がぱっとしないという幸運に恵まれながらも、通常リリース後にジリ貧となる興行成績があまり落ちなかったお蔭で、結果1位に踏みとどまることとなった。これは作品自体の評判が良く、客足が減らなかったことを証明している。ますますもってあなどれない。

主演はおとぼけ二枚目キャラがハマるオーエン・ウィルソンとマシンガン・トークが得意なノッポの役者ヴィンス・ヴォーン。二人は『スタスキー&ハッチ(2004)』で敵役として共演しているが、相棒となるのは初めてだ。ヴォーンは『アダルト♂スクール(2003)』、『ドッジボール(2004)』と主演作が立て続けにヒットし、サラリーも急上昇中。まったり人気者ウィルソンといけいけブレイク者ヴォーンのコンビネーションは、プロデューサー見積もりどおりのケミストリー(相性)を見せヒットを決定付けた。

その他にもこの作品をビッグ・ヒットに導いた要素を挙げてみると・・・
・カラフルな登場人物が次々と事件を起こし、2時間ほとんど飽きさせない。
・『きみに読む物語(2004)』で名演を見せたレイチェル・マクアダムスがヒロイン、クレア役で光っている。
・サタデー・ナイト・ライブでコメディアン付いたクリストファー・ウォーケンが名優の貫禄で要所を締めている。
・友情、恋愛、結婚、家族という万人が共感するテーマをしっかり抑えている。
・エロティック・ジョークもさっぱり大人の味で、いやらしさがまったくない。
かくしてまた一つコメディーのクラシックが誕生したのです。

評論家の評価:B-
観客の評価:B+
筆者の評価:A
日本でのヒット性:C
ザッツ・アメリカン・コメディーにつき、日本での劇場ヒットは厳しい。戸田奈津子先生(?)の名訳に期待。

文:森マサフミ