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米Exhibitor Relations社
ジャンル:コメディー
キャスト:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、クリストファー・ウォーケン、レイチェル・マクアダムス、アイラ・フィッシャー
監督:デイヴィッド・ドブキン
脚本:スティーヴ・ファーバー/ボブ・フィッシャー
配給:ニューライン・シネマ
全米公開:2005年7月15日/日本公開:未定
上映時間:119分
MPAAレイティング:R
離婚仲介人のジョン(ウィルソン)とジェレミー(ヴォーン)は、結婚式場に忍び込んではガードの甘くなった女性参列者を次々とナンパする、その名も「ウェディング・クラッシャーズ」。大物政治家クリアリー(ウォーケン)家のウェディング・パーティーで、いけいけどんどんのジェレミーは娘のグロリア(フィッシャー)をゲット。ところが彼女が処女だったと聞くと、面倒にならないうちに退散をもくろむ。一方ナンパ人生に疲れ始めていたジョンは、もう一人の娘クレア(マクアダムス)を本気で好きになってしまう。しかし、クレアにはボーイフレンドがいた。ジョンとジェレミーはそれぞれの思惑を胸に、クリアリー家の別荘に招待されるが、エキセントリックな一家に翻弄され・・・。
一見くだらないエロティック・コメディーも、時として大化けし、クラシック(名作)の仲間入りをする。R指定(17歳以下保護者同伴が必要)コメディーの米国での歴代興行収入を見ると、1位『メリーに首ったけ(1998)』、2位『最終絶叫計画(2000)』、3位『アメリカン・サマー・ストーリー(2001)』、4位『アニマル・ハウス(1978)』ときて、2005年7月31日の段階で1億1600万ドルを稼いだ本作『WEDDING CRASHERS』が早くも5位に食い込んでいる。
その『WEDDING CRASHERS』は公開3週目で全米NO1を獲得。同時期の公開作品がぱっとしないという幸運に恵まれながらも、通常リリース後にジリ貧となる興行成績があまり落ちなかったお蔭で、結果1位に踏みとどまることとなった。これは作品自体の評判が良く、客足が減らなかったことを証明している。ますますもってあなどれない。
主演はおとぼけ二枚目キャラがハマるオーエン・ウィルソンとマシンガン・トークが得意なノッポの役者ヴィンス・ヴォーン。二人は『スタスキー&ハッチ(2004)』で敵役として共演しているが、相棒となるのは初めてだ。ヴォーンは『アダルト♂スクール(2003)』、『ドッジボール(2004)』と主演作が立て続けにヒットし、サラリーも急上昇中。まったり人気者ウィルソンといけいけブレイク者ヴォーンのコンビネーションは、プロデューサー見積もりどおりのケミストリー(相性)を見せヒットを決定付けた。
その他にもこの作品をビッグ・ヒットに導いた要素を挙げてみると・・・
・カラフルな登場人物が次々と事件を起こし、2時間ほとんど飽きさせない。
・『きみに読む物語(2004)』で名演を見せたレイチェル・マクアダムスがヒロイン、クレア役で光っている。
・サタデー・ナイト・ライブでコメディアン付いたクリストファー・ウォーケンが名優の貫禄で要所を締めている。
・友情、恋愛、結婚、家族という万人が共感するテーマをしっかり抑えている。
・エロティック・ジョークもさっぱり大人の味で、いやらしさがまったくない。
かくしてまた一つコメディーのクラシックが誕生したのです。
評論家の評価:B-
観客の評価:B+
筆者の評価:A
日本でのヒット性:C
ザッツ・アメリカン・コメディーにつき、日本での劇場ヒットは厳しい。戸田奈津子先生(?)の名訳に期待。
文:森マサフミ