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米Exhibitor Relations社
ジャンル:アクション/アドベンチャー、コメディ、SF/ファンタジー
キャスト:ヨアン・グリフィズ、マイケル・チクリス、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、ジュリアン・マクマホン、ケリー・ワシントン
製作総指揮:スタン・リー(「X−MEN」「スパイダーマン」シリーズ製作総指揮)
原作:スタン・リー、ジャック・カービー
監督:ティム・ストーリー(「バーバーショップ」、「TAXI NY」監督)
配給:FOX
全米公開:2005年7月8日/日本公開:2005年9月
上映時間:123分
MPAAレイティング: PG-13
天才科学者リード・リチャーズと女性科学者スー・ストームは、実業家ビクターの援助を得て、人類の進化を解明するための実験を行うため、仲間と共に宇宙に向かう。しかし、計算外のエネルギー光線を浴びたことにより、DNAが変化し、超人間的能力を授かってしまう。一方、実験の失敗で名声と資産をなくしたビクターは、仲間を恨み、邪悪なDr.ドームへと変化してしまうのだった。。。
原作「ファンタスティック・フォー」は、「スパイダーマン」「X-MEN」「エレクトラ」などの人気コミックを手がけるマーベルが、1961年にコミックブックとして生み出した作品。待望の作品の映画化とあって、早い時期から劇場版予告編が全米の映画館で上映された。独創的なストーリー展開と個性的なキャラクターたちを、最新の視覚効果とスーパー・アクションで表現した本作品は、同週公開の「ダーク・ウォータ」を大きく引き離し、興行収入$5600万という好スタートを切った。
「エレクトラ」、「ブレード3」「パニッシャー」など、昨年から公開が続いた3つの作品が不振だったマーベルにとって、「X-MEN」以来の好調な出だしである。ドタバタ感を強調した予告編や、様々なタイアップ広告が功を奏し、PG−13のレーティングにも関わらず、劇場には小さな子供連れの家族が詰めかけている。子供たちはコミックを読んで知っているキャラクターの登場シーンに思わず声を上げていた。
Dr.リード役は、ドラマ「チャームド〜魔女3姉妹」や「NIP/TUCK〜マイアミ整形外科医」で人気のジュリアン・マクマホン。ちょっと癖のある役が多いジュリアンだが、新たなハマリ役を得たと言える。対するファンタスティック・フォーのメンバーは、「キング・アーサー」のヨアン・グリフィズ、ドラマシリーズ「ザ・シールド〜ルール無用の警察バッジ〜」のマイケル・チクリス、今や超セレブの仲間入りをした「ダーク・エンジェル」「シン・シティ」のジェシカ・アルバ、期待の若手俳優クリス・エヴァンス。中でも紅一点のジェシカ・アルバは、ファンタスティック・フォーの特殊スーツを身に纏うと、まるでコミックから抜け出たかのようで、そのスタイルの良さに目を奪われる。
ストーリーはいたって簡単な「善者対悪者」の戦い。それぞれ最初は仲間割れするものの、結局はお互いを理解し合い、悪者と戦うという流れ。昨年の大ヒット、「インクレディブル」が、「ファンタスティック・フォー」の原作にインスパイヤされて作られた作品であったこともあり、2つの作品のストーリーが似通っていて、話の展開がほぼ読めてしまう点は少し残念だ。また、本作は、登場人物のキャラクターを紹介するだけで終わってしまった、という感が強い。批評家からは「楽しいが、うわべだけの作品」と厳しい評価を受けているのも事実だ。興行収入で出足好調とはいえ、作品の内容は”作られるであろう”次作に期待したい。
評論家の評価:C
観客の評価:B+
筆者の評価:B
日本でのヒット性:B
トリビア:本作には、製作総指揮をしているスタン・リーが「年老いたメールマン」として出演している。これまで様々なマーベル作品を手がけてきたスタンだが、実際にコミックのキャラクターに扮するのはこれがはじめてだそうだ。
文:寺町幸枝