どこよりも早い!アメリカ映画情報

北米映画興行ランキング(6月17日〜6月19日)

順位 前週 タイトル(配給会社)
邦題
3日間の
興行収入
1 - Batman Begins (Warner Bros.)
バットマン ビギンズ
4690万ドル
2 1 Mr. & Mrs. Smith (Twentieth Century Fox)
Mr. & Mrs. Smith
2730万ドル
3 2 Madagascar (Dreamworks SKG)
マダガスカル
1110万ドル
4 3 Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith(Twentieth Century Fox)
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
970万ドル
5 4 The Longest Yard (Paramount Pictures)
The Longest Yard
800万ドル
6 5 The Adventures of Sharkboy and Lavagirl in 3-D (Dimension Films)
The Adventures of Sharkboy and Lavagirl
660万ドル
7 - The Perfect Man (Universal Pictures)
The Perfect Man
550万ドル
8 6 Cinderella Man (Universal Pictures)
Cinderella Man
520万ドル
9 7 The Sisterhood of the Traveling Pants (Warner Bros.)
The Sisterhood of the Traveling Pants
320万ドル
10 8 The Honeymooners (Paramount Pictures)
The Honeymooners
260万ドル

米Exhibitor Relations社

 

今週リリースの注目作品

『BATMAN BEGINS/バットマン ビギンズ』

ジャンル:アクション/アドベンチャー/サスペンス
キャスト:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、渡辺謙、ケイティ・ホームズ
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
製作総指揮:ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウエラン
原案:デヴィッド・S・ゴイヤー
キャラクター創造:ボブ・ケイン
配給:ワーナーブラザーズ
全米公開:2005年6月15日/日本公開:2005年6月18日
上映時間:134分
MPAAレイティング: PG-13

あらすじ:

目の前で両親が殺されて以来、ゴッサム・シティで大富豪の一人息子として、幸せな少年時代を送っていたブルース・ウェイン(ベイル)の人生は一変した。事件のきっかけを作ってしまったことへの罪悪感と犯人への復讐心、悪党に対する恐怖心と父譲りの正義感。様々な内なる葛藤と戦うため、青年となったブルースは世界放浪の旅に出る。ヒマラヤの奥地で秘密結社のリーダー、デュガード(ニーソン)に出会い、心身を鍛え上げたブルースは、数年後ゴッサムに戻り、悪党の出現で崩壊し始めた故郷を目の当たりにする。そしていよいよ悪に立ち向かう、孤独な闇のヒーロー”バットマン”になる準備を始めるのだった・・・

解説:

アメコミの傑作として、当時すでにテレビで人気だった「バットマン」は、89年の実写版以来、根強い人気のシリーズとなったが、前作「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」以降8年という歳月が流れている。本作のオープニング興行収入は4690万ドル。残念ながら前週1位の「Mr.&Mrs. スミス」の数字に少し届かず、また昨年公開された同じアメコミ出身映画「スパイダーマン2」の記録にも一歩及ばず、苦いスタートを切った。

本作では、これまでのバットマンシリーズで使われた数々の秘密道具や、ブルース・ウェインの屋敷に隠された洞窟、バットマンの強さと軽快な身のこなしの秘密など、これまでのシリーズで明かされなかったナゾが徐々に明らかになっていく。何がきっかけでブルースが孤独なヒーロー「バットマン」となったのか。まさに「ビギンズ」のタイトル通りの重要なストーリ展開に、迫力あるアクションシーンが加わり、心待ちにしていたシリーズファンの期待を裏切らない出来となっている。

主演のベイルは、アメリカで先日公開になったばかりの宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」でハウル役に抜擢されている。「コレリ大尉のマンドリン」や「シャフト」など、 これまでに様々な役を見事に演じてきたベイルだが、特に印象的なのは2000年の「アメリカン・サイコ」で見せた、神経質で狂ったエグゼクティブ殺人鬼役。87年にスピルバーグ監督作品「太陽の帝国」のオーディションで見いだされた天才子役は、若手演技派として、着実に映画界で活躍の場を広げている。

監督は当初シリーズ4作目「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」の興行不振にも関わらず、ジョエル・シューマカーが予定されていた。その後数々の監督が候補に挙がっては消え、最終的に「メメント」「インソムニア」で高い評価を受けたクリストファー・ノーランが2003年にプロジェクトを引き継ぐこととなった。ティム・バートン監督が指揮した「バットマン」「バットマンリターンズ」の評価が高いだけに、ノーランには相当なプレッシャーがあったに違いない。

なお監督選びに限らず、本作のキャスティングも当初は様々な若手俳優が候補となっており、あのTVドラマ「エンジェル」主演のデヴィッド・ボレアナズや、「Dawson'sCreek」のジョシュア・ジャクソンなどが挙がっていた。ところで当初バットマン役の候補としてオーディションを受けたキリアン・マーフィーは、主演は逃したものの、ノーラン監督に気に入られ、重要な悪役Dr.クレーンを演じることとなった。

日本では、「ラスト・サムライ」でハリウッドに堂々デビューした渡辺謙が、ハリウッド第2作目として出演した作品ということでも注目されている。本作品でも彼の<気迫の眼力>は非常にインパクトがあり、前半部分の出演のみだが、ベイルとの絡みのシーンではみごとなアクションシーンを演じている。

評論家の評価:B+
観客の評価:A-
筆者の評価:A
日本でのヒット性:A

ハリウッド速報!

先日交際が噂されていると紹介したばかりのカップル、本作でヒロインを演じているケイティ・ホームズ(ドラマ、Dawson'sCreek主演)と、来月公開の映画「宇宙戦争」主演の俳優トム・クルーズがそれぞれの映画プレミアで訪れていたパリで突然婚約を発表した。映画宣伝の<売名行為>では、と噂されていた二人だが、2ヶ月少しで婚約というスピード展開で、真実の愛であることを証明した。

文:寺町幸枝