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米Exhibitor Relations社
ジャンル:アクション、アドベンチャー、コメディー、ロマンス、スリラー
キャスト:ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、アダム・ブロディ、ケリー・ワシントン、ウィリアム・フィクトナー
監督:ダグ・リーマン
製作:ルーカス・フォスター他
配給:20世紀フォックス
全米公開:2005年6月10日/日本公開:2006年正月予定
上映時間:120分
MPAAレイティング:PG-13
静かな郊外で平凡な結婚生活を送っているジョン(ピット)&ジェーン(ジョリー)・スミス夫妻。優しい夫と、おとなしくて料理好きの妻という一見理想的な夫婦に見えるが、二人とも相手には言えない秘密を持っていた。実は、それぞれ敵対する組織のために働く伝説の暗殺者だったのだ。その日のターゲットを狙いに、何かと理由をつけては家を離れ、仕事を終えて何事もなかったかのように帰宅する二人。次々に仕事をこなしていく二人だが、ついにお互いが敵対する暗殺者だと気付くときが来てしまう。ジョンがジェーンを、ジェーンがジョンを暗殺しなければならなくなったのだ・・・。
本作のオープニング興行収入は5,100万ドル。今年の記録としては、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005)』の1億800万ドルに続く第2位となった。いくらブラッド・ピットがセクシーであろうが、アンジェリーナ・ジョリーがグラマーであろうが、それだけではこんな記録は出るはずがない。この映画の共演がきっかけでピットとジェニファー・アニストンが離婚したという説や、さらにピットとジョリーとの交際が大きく報じられたことが、これだけ注目された原因だろう。映画公開前には、ホテルで同じ部屋にチェックインした事を書かれたり、二人が3歳になるジョリーの息子、マドックスを連れてアフリカの海辺を散歩しているところを撮られたりと、タブロイド誌などを盛んに賑わせている。にもかかわらず、双方ともノーコメントで、報道内容を全面否定している。結局のところ真相は分からないが、これが映画の宣伝目的ならば、オープニングの結果からいって大成功を収めたことになるだろう。そして私たち観客はまんまとはめられたのである。
さて肝心のストーリーだが、先が読めてしまうものの、ま、これはアクションだから、これはコメディーだから、これはロマンスだから、と許されてしまう。ジョリーのかっこよさと、ピッドの可愛らしさが「ま、いいか」と思わせるのかもしれない。実はMPAAレイティングをPG-13に設定させるために、二人のきわどいシーンはカットされたようだ。
さらに裏話として、当初ミセス・スミス役にはニコール・キッドマンが予定されていたが、スケジュールの都合が合わず降板となっている。それを知ったピットもいったん降りたが、その後ジョリーがサインしたことで企画に戻ったと言われている。また、ピットの出演が確定していなかったときには、ジョニー・デップやウィル・スミスの二人がスミス役の候補に挙がり、ミセス・スミスにはピットと『オーシャン12(2004)』で共演したキャサリン・ゼタ・ジョーンズの名前が挙がっていたという。デップとゼタ・ジョーンズ、スミスとキッドマン…と、いろいろな組み合わせのバージョンで観てみたいものだ。特にキッドマンはアクション映画に無縁なだけあって、彼女の機敏なアクションシーンを一度は見てみたい。しかし今回は結果論となってしまったが、タイミング的にピット&ジョリーの共演で正解だったと言えよう。
評論家の評価:B
観客の評価:B
筆者の評価:B
日本でのヒット性:A
文:佐藤 香