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米Exhibitor Relations社
ジャンル:ドラマ、スリラー
キャスト:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー、イェスパー・クリステンセン、アール・キャメロン
監督:シドニー・ポラック
原案:マーティン・スティルマン、ブライアン・ウォード
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
全米公開:2005年4月22日/日本公開:2005年5月予定
上映時間:128分
MPAAレイティング:PG-13
5年前からニューヨークの国連本部で通訳(=ザ・インタープリター)として勤務するアフリカ出身のシルヴィア・ブルーム(キッドマン)は、偶然ある会話を立ち聞きしてしまう。国連総会で演説することになっているアフリカ、マトボ共和国のズワーニ元首(キャメロン)を狙った反対派による暗殺計画だ。マトボでは元首による独裁政治が行われ、民主化を目指す数多くの活動家の命が奪われていた。姿を見られたシルビアは自分自身も暗殺者の標的となってしまう。そこで彼女を保護するためにFBI捜査官であるトビン・ケラー(ペン)とドット・ウッズ(キーナー)らのメンバーが送り込まれる。しかし全てを語ろうとせず、不可解な行動をするシルビアに対し、ケラー捜査官は疑いの念を強めていくのだが…
久しぶりのポリティカル・スリラー映画。さらに今週は次々と上映されるコメディーやロマンス、ホラー映画にティーンエイジャーが流れたため、公開初日の観客平均年齢はぐんっと上。大人たちの映画であった。
映画史上初めて、ニューヨークのマンハッタンにある国連本部内で撮影されたということで話題になっている映画だ。平日の勤務時間を避け、週末に厳戒態勢の中撮影された。アメリカではテロ対策もあり、国際空港や政府機関でのロケは難しいと言われているが、よく国連での撮影許可が下りたものだ。さらに、本部内では最高レベルのセキュリティーが敷かれたにもかかわらず、映画関係者はナイフを持ち込むことが許されたという。また国連総会や国連安全保障理事会、セキュリティーカメラに映し出されるシーンには本物の国連職員がエキストラとして出演。映画の裏話は国連にまつわるものばかりである。
そう、本作は国連本部内を撮影するために作られたと言っても過言ではない。そのため必然的にポリティカル&国際的なストーリーになるわけだが、タイムリーにも国連・テロの驚異・アフリカ紛争をミックスさせている。
しかしストーリーとしてはもう少しひねり欲しかった。このポリティカル映画にラブストーリーを盛り込むため、シルビアが抱える国際的なバックグランドに合わせるように無理にこじつけたと思われるケラー捜査官の過去。そして中途半端などんでん返しと中途半端なふたりの関係。壮大なスケールの動きと2人の微妙な心の動きがうまくかみ合っていない。しかし、さすがオスカー女優と男優の組み合わせ。さらに本物の国連本部内での撮影ということもあり演技力と迫力のある映像で全体の仕上がりはうまくカバーされてます。
評論家の評価:B
観客の評価:B
筆者の評価:B
日本でのヒット性:A-
「史上初」物の映画、そしてニコール・キッドマンとショーン・ペンという日本でもおなじみの俳優。日本での宣伝材料がそろっているため注目される可能性大。
文:佐藤 香