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米Exhibitor Relations社
ジャンル:コメディー、ファミリー、ロマンス
キャスト:バーニー・マック、アシュトン・カッチャー、ゾーイ・サルダナ
監督:ケヴィン・ロドニー・サリヴァン
脚本:ウィリアム・ローズ(招かれざる客)、デイヴィッド・ロン他
配給:コロンビア・ピクチャーズ
全米公開:2005年3月25日/日本公開:未定
上映時間:97分
MPAAレイティング:PG-13
銀行のローン担当責任者パーシー・ジョーンズ(マック)は、結婚25周年を控え、娘のテレサ(サルダナ)からボーイフレンドを紹介されることになった。テレサの恋人サイモン・グリーン(カッチャー)は、ウォール・ストリートの前途有望なエリート社員。一見申し分のない相手だが、問題はテレサが黒人であるのに対し、サイモンが白人だということ。ただでさえ娘の花婿候補と初対面で身構えていた頑固者パーシーにとって、それは衝撃の事実だった。パーティーまでの数日間ジョーンズ家に泊り込むサイモンは、結婚前の娘と一緒に寝ることを許されず、なぜか父パーシーと地下室に添い寝をするはめになる。互いにライバル意識を燃やしながら、なんとか打ち解けていくパーシーとサイモンだが、やがてサイモンが会社を辞めていたことが発覚すると、婚約解消、家庭崩壊寸前の気まずい状況に・・・。
サンドラ・ブロック期待の新作『デンジャラス・ビューティー2』を押しのけ全米1位を獲得したのは、黒人ベテラン・コメディアンのバーニー・マック(『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』『オーシャンズ12』)、白人アイドル男優アシュトン・カッチャー(『ゾルタン★星人』『ジャスト・マリッジ』)を起用し、ロマンス、ファミリーをテーマに幅広い観客層に訴えた『Guess Who』だった。アメリカでは1月に『ミート・ザ・ペアレンツ(2000)』の続編『ミート・ザ・フォッカーズ(2004)』が3週連続No.1と大ブレイク。家柄の違う父親と娘のフィアンセ(もしくはムコドノ)のドタバタを描いたコメディーには追い風がゴーゴー吹いている。
『Guess Who』はタイトルが示す通り、1967年スペンサー・トレイシー、シドニー・ポワチエ主演でオスカー10部門にノミネートされ、主演女優賞(キャサリン・ヘプバーン)脚本賞(ウィリアム・ローズ)を獲得した名作『招かれざる客(Guess Who’s Coming To Dinner)』のリバース・ヴァージョン。つまり白人一家に黒人の花婿という設定をひっくり返したものである。67年当時は、異人種間の結婚を禁じる条例が全米でやっと撤廃されたばかり。『招かれざる客』はそれだけ社会性を帯びた作品だった。
2000年の国勢調査によれば、白人黒人間の結婚は36万件(全体5650万件の約0.6%)。これは1960年の5万件から比べれば7倍強の数字となるが、白人男性と黒人女性という組み合わせは、黒人男性白人女性カップルの2分の1とさらに少ない。また、未だにアメリカ人の10人に3人が白人黒人間の結婚に反対しているという、世論調査結果もある。『招かれざる客』から40年近くを経た今も、異人種間結婚をタブー視する風潮は現存するのだ。
ただし『Guess Who』に関して言えば、名優ポワチエが、デミ・ムーアのつばめとしてお笑いネタにされまくっているカッチャーに置き換えられた時点で、その「軽さ」は計り知れず、もはやメッセージ性のかけらもないお気楽ムーヴィーなのだ。テイク・イット・イージー!
評論家の評価:☆☆☆(=B)
観客の評価:☆☆☆(=B)
Yahoo! Movies参照
日本でのヒット性:☆(=D)
主演男優はアメリカのテレビ人気がベースにあり、人種問題ネタもアメリカ特有のため、日本では馴染みが薄く面白さ70%減。
1976年、テイタム・オニールが華麗な少女ピッチャーを演じ、世界中に笑いと感動を呼んだ『がんばれベアーズ』のリメイク版『The Bad News Bears』がいよいよ夏公開本決まり。アメリカのエンタテイメント情報番組では、着々とプロモーションが始まっています。飲んだ暮れの監督役は、『バッドサンタ』『アラモ』のビリー・ボブ・ソーントン。オニールが演じたアマンダ役には新人のサミ・クラフトを起用。3作目まで作られ日本にも上陸したかつてのベアーズ旋風は、復活なるのでしょうか?
文:森マサフミ