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米Exhibitor Relations社
ジャンル:アクション、アドベンチャー、コメディー、キッズ/ファミリー
キャスト:ヴィン・ディーゼル、ローレン・グレアム、フェイス・フォード、ブリトニー・スノウ、マックス・セリオット、ブラッド・ギャレット
監督:アダム・シャンクマン
脚本:トーマス・レノン、ロバート・ベン・グラント
配給:ウォルトディズニーピクチャーズ
全米公開:2005年3月4日、日本公開未定
上映時間:91分
MPAAレイティング:PG
過酷な訓練で鍛えられた海軍の秘密工作員「S.E.A.L」のエリート、シェーン・ウルフ(ディーゼル)は、新しい任務として、政府の機密を握ったまま亡くなった科学者プラマーの家族の護衛につくことになった。しかし護衛とは名ばかりで、内情はまさに、「ベビーシッター」。突然辞めてしまったベビーシッターに代わって面倒をみることになったのは、口うるさいティーンのゾイ(スノウ)、いつもむっつりしている14歳のセス(セリオット)、忍者になりたいと願うおませな8歳のルル、そして3歳のピーターと赤ちゃんのタイラーの5人兄弟。5人の子供たちに徐々に忍び寄る危険と戦いながら、慣れない子守役に悪戦苦闘するシェーン。子供たちとの交流を通して、彼は次第に人生において最も大切なミッションが何なのか気づいていく。
家族を持った経験のない「シール」のエリートであるシェーンが、大黒柱の父を失って心が荒んでしまっている子供たちと徐々に理解を深めていくところは、ディズニー映画の典型的な、家族の大切さを描いたストーリー展開といえる。
主演のヴィン・ディーゼルは、この映画を引き受けるに際して「この映画は、本当に昔ながらのディズニーコメディーという気がしたんだ」とコメントしている。(公式HPより)彼の最大の魅力であるアクションは、冒頭の海上でのシーンをはじめ、映画のところどころにちりばめられており、この映画の 魅力の一つとなっている。
監督はジェニファー・ロペス主演の「ウェデイングプランナー」のアダム・シャンクマン。脚本はともに「TAXY NY」を担当したトーマス・レノンとロバート・ベン・グラント。3人とも役者としても活躍しているという点は興味深い。
今年のアカデミー賞の司会を担当したクリス・ロックは、「トリプルX」の続編への出演を断ったディーゼルが、この映画への出演について 「イメージを崩してしまって間違いだった」と発言し、映画公開前にちょっとした問題になった。しかしそんなマイナスを覆すように、同日公開の「Be Cool」(ジョン・トラボルタ主演)をおさえて堂々一位の興行収入を記録した。
この映画、単純にコメディードラマとして面白い。5人兄弟の1人1人のキャラクターと、規律重視の軍人とのミスマッチは抱腹絶倒だ。子供との生活を「戦場」と仮定して行動するシェーンがおむつと格闘したり、子守唄ではなく「子守りダンス」を披露するシーンなどは、これまでヴィンが挑戦したことのない「笑い」を誘う演技である。ディズニーが放つ、久しぶりに家族で楽しめる実写版映画である。
ちなみにトリビアとしては、長女役のスノウは、宮崎駿映画「耳をすませば」の英語版にて、主役の雫役の声を担当している。
文:寺町幸枝