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北米映画興行ランキング(2月18日〜20日)と映画評

順位 前週 タイトル(配給会社)
邦題
3日間の
興行収入
1 1 Hitch (SONY)
最後の恋のはじめ方
3650万ドル
2 Constantine (WB)
コンスタンティン
3460万ドル
3 Because of Winn-Dixie (FOX)
Because of Winn-Dixie
1320万ドル
4 Son of the Mask (NL)
マスク2
1010万ドル
5 3 Are We There Yet? (SONY)
Are We There Yet?    
810万ドル
6 4 Million Dollar Baby (WB)
ミリオンダラー・ベイビー
780万ドル
7 2 Boogeyman (SONY/GEMS)
Boogeyman
600万ドル
8 5 Pooh's Heffalump Movie (BV)
くまのプーさん ザ・ムービー/迷子になったランピー
540万ドル
9 8 The Aviator (M'MAX)
アビエイター
500万ドル
10 9 Sideways (FOX SEARCH)
サイドウェイ  
490万ドル
米Exhibitor Relations社

今週リリースの注目作品

タイトル:CONSTANTINE/コンスタンティン

ジャンル:アクション、サスペンス、ファンタジー
キャスト:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフ
監督:フラシス・ローレンス
原作:ケヴィン・ブロドビン
上映時間:121分
全米公開:2005年2月18日/日本公開:2005年ゴールデン・ウィーク予定
MPAAレイティング:R
配給:ワーナー・ブラザーズ

あらすじ:

悪魔祓いの専門家ジョン・コンスタンティン(リーヴス)は、現世と地獄を行き来する特異体質の持ち主。双子の姉(妹)の自殺を疑う女刑事アンジェラ(ワイズ)に協力を求められ、天使と悪魔が混在するロサンゼルスの裏世界を捜査し始める。そのころ、権力の象徴といわれる「運命の槍(Spear of Destiny)」を発掘した男が、国境を越えロスに向かっていた。災いの前兆に苛まれるコンスタンティンとアンジェラは、自らの魂を救済するため悪魔との戦いに向かう・・・。

解説:

スーパーマン、バットマンなどキャラクターの宝庫DCコミックスから、『ヘルブレイザー』を映画化したのがこの『コンスタンティン』。ちなみにスパイダーマン、デアデヴィル、X-メンはマーヴェル・コミックスと所属が違います。まあ小学館と集英社みたいなもんです。

この手のアメコミ映画化、ビッグ・ヒットはあたりまえの世界で、あの『マトリックス・トリロジー』を完結させたネオことキアヌ・リーヴス主演となれば、いやがうえにも期待が高まるところ。しかしながら、前週公開のウィル・スミス主演『Hitch』が好調を維持しナンバー・ワンをキープしたため、僅差で週末興行成績2位に甘んじることになりました。惜しかった!

本作で監督デビューとなるフラシス・ローレンスは、もともとミュージック・ビデオ畑出身ということで、映像はとにかくスタイリッシュで美しい。青空、ヤシの木、能天気なロサンゼルスを、こんなに暗くファンタスティックに映したのは『ブレード・ランナー(1982)』以来でしょうか?ご立派です。

キアヌ・リーヴス演じる悪魔祓いジョン・コンスタンティンは、ヘビー・スモーカーで、末期の肺がんに侵されていて(タバコやめろよ)、青白い顔でいつもへろへろ、無愛想。いわゆるアンチヒーローってやつです。なんせ現場に駆けつけ悪魔にささやく決めゼリフが「オレはコンスタンティン、アスホール(ろくでなし)」ってぐらい。このハードボイルドな世界にさえハマれば、この映画はなんとかOKでしょう。

一方、共演のレイチェル・ワイズは、『ハムナプトラ』シリーズのエヴァリン役でおなじみ。最近では『コンフィデンス(2003)』『ニューオーリンズ・トライアル(2003)』のヒロイン役でもいい仕事をしている要注目の女優です。この調子で『羊たちの沈黙(1991)』のジョディー・フォスターを越えて欲しい。レイチェルよ、目指せ!サスペンスの女王。

文:森マサフミ