2004年08月31日
カリフォルニア的Sex And The City
寺町幸枝
アメリカHBOの人気ドラマ「Sex And The City」はニューヨークが舞台だが、ここロサンゼルスでも、30代のイイ女たちが集まって、流行のスポットでディナーを楽しむ、といった光景はよく見られる。先日ロサンゼルス・タイムズが「In」(今もっともホットな店)と紹介して以来、平日でも行列ができるという、カルバーシティーにあるお店「an asian cafe, BEACON」に行った際、私の隣のテーブルには、ドラマから抜け出したかのような、彼女たちがいた。東海岸と違うところは、彼女たちの中に<ヒスパニック>や<エイジアン>の血が流れているに違いない、と思わせる顔立ちの女性がいること。もちろん、メニューに載っていないデザートをオーダーしているだけで、彼女たちがお店から特別待遇を受けていることがわかる。楽しそうな笑い声を聞いていると、「ドラマは所詮ドラマでしょ」と言わんばかりの振る舞いを見せつけられた気がした。
とある別の日、サンタモニカの「monsoon cafe」にて毎週水曜日の夜に開かれている「サルサナイト」に参加してみた。生のサルサバンドが演奏する中、ステップやターンを踏む男女。ここでもやはり20代というより、30代以上の女性が、楽しそうにフロアーを独占している。年始に公開された映画「Dirty Dancing: Havana Nights」のバーでサルサを楽しむダンサーたちのように、私の目の前で踊っていた女性は、黒のスパッツに、胸元がしっかりと開いたカットソーという出で立ちで、迫力のあるターンと、背中の反りっぷりを見せてくれた。ちなみに「ウエストコーストサルサ」は、ダンスレッスンのために海外から留学生が来るほど、サルサダンスのスタイルとして有名らしい。このカフェのイベントは、生バンドの音楽を聞くだけでも楽しめる。でもやはり、ダンスが踊れる人が一番楽しそうなのは間違いない。
ここロサンゼルスに移り住んでから、20代である自分がまだまだ本当に「子供」だ、と折々に感じさせられる。楽しい生き方を満喫するには幼すぎる。お酒を飲む度IDを見せる生活を送っていると、しっかりと日焼けし、そばかすと小シワでさえ自分のチャームポイントにして、ゴールドのネックレスに、パステルグリーンのスカートという姿でホームパーティーのホストを勤める、50代のアメリカ人の友人の母のように早くなりたい、と思ってしまうのだ。カリフォルニア的生活、それは熟すほどいいのである。
投稿者 寺町幸枝 : 2004年08月31日 02:40 | [EDIT]
コメント
まだ芽が出始めた頃の初々しさ、
花が咲き始めた頃の艶やかさ、
秋になり実を手にしたときの重さ
そして次の種のために土に帰るそのはかなさ
10代でも、20代でも、そして50代でも、
人は美しく、その時々で輝く
「素敵な40歳になるために」自分を磨き続けるのではなく、
今の年齢を楽しみ、活かし、その尊さに気づく事の出来る人のなんと美しいことよ
カリフォルニア的SEX AND CITY
の背景にあるものは、
「今」「その時」
キャリーが10cmヒールのマロノブラニクから
白いスニーカーに履き替えても、
デザートの苺が人と同じでも、
ダンスが上手く踊れなくたって
「今」を精いっぱい生きられる人は、どこの国でも、
どこの街でも、何歳だって輝いている
20代は30代のためにあるのでない
そんな風に思えるようになれたら
筆者のカリフォルニアライフは、さらに「素敵」な
毎日になるに違いない
海に向かい、そして陸に戻るあなたはそれだけで美しい
砂浜の砂を手にとり、少し深呼吸したら
「凛とした」28歳のあなたが海面に映っている
投稿者 雨宮ゆり子 : 2004年09月03日 02:28
