2004年06月25日

イスラエル・パレスチナ・日本の子供たちの親善サッカー2004

福地波宇郎

20040625-2.jpg
20040625-1.jpg

混迷が続くイスラエルとパレスチナだが、光明ともいうべき一つのイベン トがこの日本で開かれる。その名も「イスラエル・パレスチナ・日本の子 供たちの親善サッカー2004」という。

NPO法人ピース・キッズ・サッカー(PKS)が主催し、去年に続いて今年が 2回目。8月18日から26日まで、東京と仙台・名取の二ヶ所で開催される。 イスラエルとパレスチナから10−12歳の少年少女がそれぞれ11人、これに 日本の子供たちが22人加わり、合計44人(4チーム)がピッチに立つ。

双方において国民的スポーツで有り、子供たちの共通言語である「サッカー」 を通じて、紛争下にある子供たちが宗教・民族の違いを超えた相互理解を深め ていくことを目的としている。まずはお互い仲良くなれるということ、理解し あえるということを子供のうちに体験してもらえればというのが目標である。

昨年行われた第1回大会では、ゴールを決めて抱きあったり、一緒にホームス テイやキャンプファイアーを囲みながら異文化の中でお互いの存在を子供達同 志が認め合っていた。
お互いを取り囲む状況は厳しいが、その中で本音をぶつけ合いながら友達となっ ていく姿を見た実行委員は今年の第二回の開催を決意したという。 一回目は手探りの状況の中、Jリーグやサッカー協会の協力も得てジーコ監督 や元レッズの福田氏も子供達とピッチに立った。
今回も趣旨に賛同してくれる多くのサッカー関係者や有志のボランティアによ り大会開催に向けて進んでいる。

実際にはパレスチナ側の過激派による反対やイスラエル政府からパレスチナ人 の出国許可を得る苦労など様々な障害はあるという。 しかし、日本側NPOも現地の共催NPOもともに子供達の未来を信じて万難を排 して日本へとその足取りを進めている。

今、パレスチナ問題の一番の原因は双方の不信感、恐怖感にある。 単に武力の報復合戦ではなく、隣人を信じることがお互いにできなくなってし まっている。特に和平ムードが高まっていた時期を知らない子供達にとっては お互いにテロリスト、侵略者としてのイメージが先行している。そして実際に その被害にあっているのも子供達である。
現状ではイスラエル国内でこのような接触を持つことは非常に難しい。 それであればこそ、欧米にくらべ歴史的にも宗教的にも関わりの比較的薄い 日本だからこそできることがあるという。
この夏、日本の片隅から育った友情が中東の歴史を変えていくことを信じ て見たいと思う。

NPO法人ピースキッズサッカーでは引き続き、ボランティアスタッフやスポ ンサー(サポーターと呼ぶ)を募集しているとのこと。 興味のある方は是非 http://www.pks2004.com を参照いただきたい。

投稿者 福地波宇郎 : 2004年06月25日 22:26 | [EDIT]

コメント

コメントする









名前、アドレスを登録しますか?